どうしてしんどい思いをして興味のないことをしているの?~最終回

   その答えは・・・・・

 さて、長々と駄文を書いてきましたが、そろそろ妻の問い「どうしてしんどい思いをして興味のないことをしているの?」の答えをださねばなりません。
私「どう?だいたいわかってくれた?」 
妻「うーん、ようわからんけど、高校の時の文化祭の時のような気分なん?」
私「なるほどそう言われればそうかもしれんな。個性ある人たちと利害関係なし
  に、上から言われてするのでなく、自主的に自分らが必要とすることを一緒
 にワイワイ言いながら、一つ一つ目標を達成していくという作業は確かに 文化祭をやったときのものと似ているなあ。」
妻「70の半ばになって、高校時代のノスタルジーに浸っているんやね。」
私「高校の同窓会を30年ぶりにやろうとした時もそうだったなあ。会長は生徒会長だったSが。会計長はそろばん10段のO。住所確認を進めたのは町中に住んでいた商売人たち。彼らが仕事の合間に自転車に乗って実家に行き、なんと650人中600人の住所を確認したんや。住所録を作ったのは会社を経営しているN.彼の会社のコンピュータに入力し出来上がった。僕はこの時のことを「まさに町衆の心意気」と書いたことがある。現に今の祇園祭の山鉾連合会会長Kは自転車に乗って走り回った男なんや。こんな体験があるから僕は「共生学舎」にいっているんやろね。」
妻「まあ、ようわからんけど、ケガせんように畑にいったらええやん」(完)

(文責 中野 謹矢)

2022年12月25日