どうしてしんどい思いをして興味のないことをしているの?~その5


野菜作りや自然農法に興味を持ち集まってきた人たち

 共生学舎では普段はそれぞれの畑を整備し、好きな野菜や果物を栽培しています。各自がいろいろ学習したり、メンバーに相談したりして作物の成長を楽しみにして、時間のある時に畑に行きます。芋が収穫するときなどは孫たちと一緒に芋ほりを楽しんだりもします。
私以外の人は作物が自分の手で作れることに喜びを感じています。土づくり、栽培方法、肥料の調合など工夫し、無農薬の新鮮な野菜を収穫し、家族とともにそれを食する喜びはかけがいのないものでしょう。ですから、メインはこちらのほうで、月2回の定例会の時に行う作業はサブといっていいかもしれません。  ただし稲作担当の人は平日も田んぼの水の管理、雑草とりなど田にも気を配らなければなりませんのでどちらもメインです。
メンバーの多くは週に2~3回は自分の畑に足を運び、(人によってはほぼ毎日通っている人もいる)、作物を愛おしく育てています。
なかには自分でよく研究をし、「この人の畑で育てた作物は育ち方が違う」と周りの人に感心されるほどのO氏のような人もいます。定例会の時などはお互い情報交換をし、よりよい作物づくりにいそしんでいます。
約20名のメンバーの現役のころの仕事は様々で、多くがリタイアしてから野菜作りや農薬を使わない自然農法に興味を持ち、畑仕事を始めた人たちです。(つづく)

(文責 中野 謹矢)

2022年12月03日