地球の環境を守るために日常の生活習慣を見直すという思いでスタートしても、効果を測定することは難しいため継続することができないというケースが多いようです。
これを防ぐにはどうすればよいのでしょうか? その答えは〝具体的な数値目標を設定する〟ことです。例えばエネルギーの消費量を減らすという目標を掲げたとします。しかし、この抽象的な目標だけでは効果測定が難しいため、具体的な行動には結びつきません。そのため目標を細分化して、ガソリンの消費量を減らす、電気代や水道代を節約するという実際に行動できるレベルにまで落とし込むことが大切です。
そして、月毎の消費量と金額を記録します。こうして月々の推移を目に見える形にすると努力した成果を確認することができます。このようなコスト削減の手法は企業経営の基本ですが、家庭にも当てはまります。削減の効果が確認できれば、更に次のステップに進むことができるようになります。
私達の日常生活を振り返ると、歩いて行ける距離でも車を使っている、電気をこまめに消さない、無駄なものを買っているといったことが意外と多いようです。ガソリンや電気、水道等の代金が上昇する中、これらのコスト削減は家計を助けるだけでなく最終的に環境悪化に歯止めをかけることになるのです。
是非とも一石二鳥のエコライフを目指していきたいものです。
(文責 中尾直史)