ひと手間かける~万能ふりかけ

先日のうみの森保育園での講演会では、一方的な話をするだけではなくできるだけ多くの方と忌憚のない意見交換をして交流を深めるということで、事前にスタッフの方が玄米と幼児用に白米のご飯を炊いていただきました。お米は共生学舎で栽培し、昨年の秋に収穫した減農薬米、梅干しは10パーセントの手づくりの減塩梅干しです。そして、これにかけるふりかけはスピードカッターを使って目の前で作りました。
材料は、煮干し、根昆布、四万十海苔、鰹節、有機栽培のお茶、すりごま、乾燥した赤紫蘇の7種類です。これらの材料をスピードカッターに投入して、攪拌するとわずか数分で出来上がりです。炊きあがったご飯にこのふりかけをかけ、海苔で巻いたおにぎりを参加者全員でいただきましたが、思っていた以上に好評でした。
 我が家では、2カ月に一度くらいの頻度でこのふりかけを作り、「万能ふりかけ」と名付けて冷蔵庫で保存し、毎朝納豆に振りかけて食べています。また、農作業を行う際の昼はこのふりかけを使ったおにぎりを食べていますが、何と言っても費用は1500円程度と安いのが魅力です。
 健康のためには1日30品目の食材を摂ることが良いと言われていますが、玄米食にみそ汁と漬物、納豆,ふりかけを摂ると朝食だけで10品目以上になります。
 また、市販されている梅干しは塩分が高いということもあり、子ども達には敬遠されがちですが、今回提供した梅干しは喜んで食べていたとのことで、今年は是非梅干しつくりに挑戦したいという声も寄せられています。
 このように、ひと手間かけることで、経済的にも安価で健康的にも良い食事ができます。是非試してみてください。(文責 中尾直史)

2024年02月12日