先日、うみの森保育園の保護者の方を中心にパワーポイントを使って『有機栽培を通じて食育の輪を広げる』 というテーマでお話しました。この講演の内容は私のこれまでの会社や学校現場での体験に基づいて感じたものが中心です。このブログにも掲載してきていますので、重複するものが数多くありますが以下紹介することにします。
〝食は二十年後の自分を見据える〟〝医食同源〟と言われているように、色々な悪い食習慣の結果が健康を害することに繋がっています。
私は33年間民間企業で人事や製造、営業等の仕事に従事してきましたが、将来を嘱望された人が健康を害し折角の能力を発揮することができなかったケースや学校現場での勤務を通じて、食習慣の乱れや偏食、アトピーやアレルギーに悩んでいる子ども達の姿を数多く見てきました。
このような大きな原因の一つが〝食に対する無関心や軽視〟です。時間がないから朝食を抜く、満腹感が得られれば良いからという理由で、栄養価を考えず出来合いの物を食べる、忙しいため夜遅く就寝前にお腹一杯食べる、コミュケーションのない孤食や個食等、枚挙に暇がありません。
近年、問題になっているさまざまな生活習慣病やガンの増加等の原因のほとんどは食事にあると言っても過言ではありません。そして、高齢者だけではなく子ども達にも肥満や生活習慣病が広がってきており、今や我が国の医療費の総額は46兆円にも上ってきているのです。≪続く≫
(文責 中尾直史)