今年も石川県の林農産さんから新米のコシヒカリが届きました。このお米は無農薬、無肥料で育てられ、別名『宇宙米』と呼ばれており、我が家では玄米としていただいています。
林農産では「農業を通じて豊かな生活を想像する」という理念のもと米作りを中心に大豆の生産や餅加工販売、味噌加工販売を行っておられます。同社の社長である林浩揚さんは〝日本に神々が登場した頃から稲作は日本人の生活そのものであり、世界でも稀な永遠に持続可能な生活スタイルであり、米を中心として「鳥さんも虫さんもみんなハッピー」な生活を地域に根差して創造します。〟と言っておられます。
この活動の一環として、〝石川県の霊峰白山の豊かな水で育まれたお米で伝統の上に子供達の新しい豊かな未来を創造する〟という思いで、地元の幼稚園５園と小学校２校の子ども達に米作りの体験学習を実施しておられます。
　同社の設立は昭和63年ですが、林家には法人化される前から「農業補助金はもらうな」という家訓があり、この考えを守り続けておられます。農業には多くの補助金制度が設けられており、補助金をもらうとどうしてもそれに頼る経営になってしまうというのがその理由です。
このような経営理念を有する志の農業従事者が増えてくれれば、日本の農業の将来も明るいものになることでしょう。同時に私達消費者が支援の輪を広げていくことが大切であると思っています。
（文責　中尾直史）