最近、マスコミをはじめ企業活動等色々な場面で〝SDGs〟という言葉を耳にすることが増えてきました。
SDGsというのは、Sustainable Development Goals)の略で、日本語に直すと「持続可能な開発目標」ということになります。持続可能というのは〝何かをし続けることができる〟ということですが、2015年9月の国連サミットにおいて〝2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標〟として採択され今日に至っています。
そして、17の大きな目標と169のターゲットから構成されており、先進国や途上国を問わず、参加するすべての国と人が対象となっています。そのためこの目標達成には政府の取り組みだけではなく、企業、地方公共団体、学校、個人一人ひとりの行動が必要になってきます。
この17の大きな目標をわかりやすくするため、カラーロゴのデザインが設定されました。この結果、世界中にSDGsについての認識は深まってきていますが、現時点では多くの分野で進捗の遅れがみられ、2030年の目標達成への見通しが厳しいという状況になっており、更なる加速化と知恵の結集が求められています。
2022年時点で、世界のSDGs達成への取り組みをリードしているのは北欧諸国で、「SDGs達成度ランキング」では1位フィンランド、2位デンマーク、3位スウェーデンとなっており、トップ10はすべて欧州の国々に占められています。一方、日本は19位となっており、SDGs達成度は世界的に見ると遅れています。
今後、このブログにおいては17の目標の内食育に関係の深い「6」「13」「14」「15」の目標について取り上げていきたいと思っています。
(文責 中尾直史)