阿部司氏『なにを食べたらいいの?』という著書の中で、自ら名付けた「ひふみのルール」を紹介されています。これは自らの食の選び方についてのルールの頭文字をとったもので、
〝ひ〟・・・非伝統的なものは食べない
〝ふ〟・・・不自然なものは食べない
〝み〟・・・未経験なものは食べない という3つです。
◇昔はこんなものは食べていなかったというものは、添加物の助けを借りている可能性が高い。しかし、今の時点で添加物が孫の代まで影響がないかを確認することはできないという理由で、何百年も受け継がれてきた和食を摂る。
◇色が不自然(異常にきれい)でほっておいても腐らないとか、異常に安い、作るのが簡単すぎるといった食べ物は避ける。
◇健康に良いとされる合成甘味料の入った飲み物を避ける。
そして、モットーとして「しょうわそうす」をキーワードに挙げておられます。
〝しょう〟は少食、〝わ〟は和食、〝うす〟は薄味の頭文字です。
食は20年後の自分を見据えるということを紹介しましたが、安い、簡単、便利、美しい、おいしいといった添加物たっぷりの食品に頼らず、今一度現在の食生活を見直していただきたいものです。
(文責 中尾直史)