財団法人省エネルギーセンターでは、「リビング」「キッチン」「浴室・洗面所」「車」といったジャンルにわたって、25のライフスタイルを取り上げています。
私自身の生活を見ても、退職後は圧倒的に家で過ごす時間が増加してきたため、日常生活においては今まで以上にエコライフを心がけなくてはいけないと思っています。
この切り口として、第一に取り組まなければならないのは『節電』です。戦後の電化ブームによって、家の中にはいたるところに家電製品が見られるようになってきました。
この中でもとりわけ使用時間の長いのはテレビとエアコンです。朝起きると同時にテレビのスイッチを入れ、一日中つけっ放しにしていることもあります。また、最近のエアコンは冷暖房機能を備えているため、比較的過ごしやすい春や秋の季節を除いてエアコンを使用するようになってきました。更に熱帯夜が続くと就寝している間にもエアコンを使用するということもあります。昨今の電気代の高騰を受けて、エアコンの使用を極度に控えたため熱中症になったというような健康を度外視した節電は論外ですが、必要でない時にはこまめにスイッチを切るということが大切です。
テレビをつけたまま他の用事をしない、人のいない部屋の消灯を心がける、洗濯や食器洗いをまとめて行なう、過度な冷暖房を行なわず省エネ温度に設定する、衣類布団で温度を調整する、待機消費や電力を少なくするためにプラグを抜いておく等、簡単なことから始めたいものです。≪続く≫
(文責 中尾直史)