人口爆発がもたらす影響

 人間が農耕を始めたのは約1万年前ですが、生活の安定と共に人口が増加しはじめました。この推移を時系列的に見ると
●BC8000年頃・・100万人、
●BC2500年・・・1億人、
●BC0年で・・・・2億人位、であったと推計されています。
その後人口はゆるやかに増加し●1776年に10億人になりました。
この推移を見ると、人類が直立歩行を始めてからの長い期間をかけて人口が緩やかに増えてきたことが分かります。
ところが20世紀に入って人口は急激に増えることになりました。
●1927年・20億人 ●1960年・30億人 ●1987年・50億人
●1998年・60億人 ●2010年・70億人。
そして、ついに先日●2020年・80億人になりました。
言い換えると、直近の約100年間で人口が4倍になるという長い人類の歴史から見ると〝人口爆発〟と言われる異常な事態が生じてきているのです。
国連の世界人口推計によると、この傾向はこれからも続くことが予想され、
●2037年には90億人、●2058年には100億人になると予想されています。
そして、この人口の急激な増加がさまざまな深刻な問題を引き起こしてきているのです。≪続く≫
(文責 中尾直史)

2022年11月22日