人類の歴史

前回、地球が誕生したのは46億年前であるということを紹介しました。それではこの中で人類の歴史はどうなっているのでしょうか。これを知るために色々な文献を調べてみました。
人類が地上に現れたのは400万年~500万年ほど前だと言われています。100万年のスパンと言うと想像もできない位長い時間ですが、地球の歴史から見るとごくわずかな期間にしかすぎません。
わかりやすいように地球の誕生を1月として1年のカレンダーに置き換えてみると、次の通りとなります。
2月・・・・生命が誕生
7月・・・・シアノバクテリアが酸素を作り出す
8月・・・・多細胞の生物が出現
11月・・・・植物が海から地上に上陸
12月3日・・脊椎動物が上陸⇒爬虫類や恐竜、哺乳類、鳥類と進化
12月13日・・恐竜の誕生
12月26日・・恐竜の絶滅
そして人類が誕生したのは何と12月31日の10時40分、我々現代人の祖先であるホモサピエンスの誕生は23時37分です。このように地球カレンダーで見ると人間は誕生してわずか23分しか経っていないことになり、恐竜の歴史のほうがずっと長いことがわかります。
現在、地球上で人類は生態系の頂点に立って生活していますが、地球の誕生から現在までの期間の中での人類の歴史というのはまさに点のような存在であると言えるのではないでしょうか。
(文責 中尾直史)

2022年11月17日