大谷翔平選手はついに大リーグにおけるワールド・シリーズでの優勝という大きな夢の実現を果たしました。
ヤンキースとの決勝の第3戦においては左肩の亜脱臼という予期せぬ怪我に見舞われ、プレーの続行が危ぶまれる状況に陥りました。このためドジャーズのベンチには一時沈鬱な空気が流れたようですが、彼は強行出場しチームの士気を高めました。
まさに彼はドジャーズ加入の1年目にしてチームの大黒柱になったというのは疑いの余地がありません。
また、大量リードを奪われた最終戦においてもドジャーズのチームメイト達の間にはどのような時にも決してあきらめないという思いが浸透しており、これが大逆転に繋がったのです。ドジャーズの優勝は日米の多くの人達に感動を与えてくれました。
大谷選手は多くの人の心をわしづかみにしており、彼のことを悪く言う人はいないと思います。それは野球を離れた際の行動によるところが多いからではないでしょうか。
人生において夢を叶えるためにはたゆまぬ努力が不可欠ですが、努力しても成功するかどうかは分かりません。また、稀には努力しなくても棚ぼた式にうまくいくこともあります。しかし、このような成功は長続きしないものです。
大谷選手の行動の原点はすべて独自ではなく多くの人からのヒントを得て自分なりに考え出したものです。それでは彼が影響を受けた代表的な人物は一体誰なのでしょうか。これから順次取り上げていくことにします。
(文責 中尾直史)