夏休みを迎えて



日本各地で梅雨明けとなり、厳しい夏の暑さが続く中で、先週の土曜日からほとんどの学校が夏休みに入るようになり、それぞれの家庭においてはこの休みの過ごし方について、計画を立てておられることと思います。
これまでも教育相談を通じて、多くの保護者の方と夏休みの過ごし方について意見交換することがありましたが、子ども達に対して勉強や習い事、健康づくり等、あまりにも盛りだくさんのことを考えておられる方が多いように感じています。
子どもの成長段階と共に、小学生の高学年から中学、高校と進むにつれて、自主性を重視していく必要がありますが、小学4年生くらいまでは、しっかりとした親の指導が大切です。
まず親がよく使う言葉に〝勉強しなさい〟〝練習しなさい〟〝〇〇しなさい〟がありますが、子どもは好奇心を持てば自主的に行動するようになります。また、〝成功は成功の母〟という言葉があるように、成功体験を積ませることが大きな成長に繋がります。このように考えると、子ども達が少し努力すれば達成できる目標を設定し、これを繰り返していくことで習慣化することではないかと思います。
また、目標とする項目は少なくし、毎日就寝前に〇・✕を記入していくと達成状況がビジュアルにわかるようになります。
このような手法は成長して社会人になってからも役に立つのは間違いありません。
子ども達の夏休みにあたって是非、試してみてください。
 (文責 中尾 直史)

2024年07月22日