断捨離の効用

 歳を取ると一年の経つのが早いと言われますが、まさにこの言葉を実感している昨今です。加齢に伴う体力の低下や健康面でのさまざまな支障によって、活動範囲が狭まってくるのは避けられません。
これまでは、次々と新たなことに挑戦してきたため、次第に対応できなくなることも増えてきました。そのため色々なことが中途半端になり満足できる結果に結びつかないことになりがちです。この反省に立ってやるべきことを絞りこむと共にまず自分の身の回りのことを整理することが大切であると考え断捨離を始めました。しかし、思い出があるとか活用できるかもしれないという理由で捨てきれないものが多くなかなか計画通りには進みません。そのため、色々な人に効果的な断捨離の仕方についてアドバイスいただくことにしました。
 これによると、捨てきれない物については、一旦箱の中に入れて保管しておき半年後に確認して処分する。また、活用できそうな物については希望される方に声をかけてできる限り活用してもらえるようにするとのことでした。
私の場合には、大きなボリュームを占めているのが書物ですが、大半は随分昔に購入し中には熟読していない物もあります。そのためビジネスや小説に関する書物については思い切って処分し、歴史書や偉人伝等については厳選して読み返すことにしていますが、これまで気づかなかった多くの新しい発見があり興味深いです。
(文責 中尾直史)

2024年03月22日