“沈滞している世の中をどうしたら明るくすることができるのか”　と大上段に構えてみてもなかなか良い答えは浮かばないと思います。よくできない理由として挙げられるのが、「金がない」「時間がない」「人がいない」というものですが、難しく考えずにまず自分の身の回りの小さなことから始めてみることが大切です。
その代表的なものが「挨拶」です。挨という字は〝心を開く〟拶は〝相手に迫る〟ということですから挨拶というのは〝心を開いて相手に迫る〟つまりコミュニケーションの第一歩という意味になります。
そのため挨拶ができないと自らコミュニケーションの扉を閉ざすということになってしまいます。会社でも学校でも地域社会でも活発に挨拶が交わされているところは概して
活気に溢れています。
そして、これは家庭においても同様です。最近は親子や夫婦間で円滑なコミュニケーションができていないというケースが散見されていますが、まず朝起きたら「おはようございます」という挨拶をして一日をスタートしてはいかがでしょうか。
きっと充実した一日になると思います。　
　　（文責　中尾　直史）